水曜日。すごい雪でしたね
そんな水曜日の前の晩の火曜日深夜、日付が変わったころでした。
なんとモニカの大きな豚足のガムの芯の部分を、パリスが奪って飲みこんでしまったのです
飲みこんだ本人は、げぇげぇするでもないのですが、シッポを下げてしまい、寝ようとしながらも寝れない感じで、ペロペロしながらキュウキュウ泣くばかり
これは詰まらしたな、と思い、急きょネットで検索すると、小型ワンコがのどに詰まらしたときの緊急対処法は以下の通り。
・後ろ足を両手でつかみ、上下に強く振って、もう一人の人に背中を強くたたいてもらう
・塩をティースプーン一杯弱口に放り込み、吐かせる
だそうです。
もちろん必死の思いで試しましたが、どれも吐こうとするものの、吐くまでは行かない状態。
車を飛ばして到着。
到着するやいなや、受付で先生が速攻触診&体温検査をしてくれたところ、「胃の中に固いものがあるからもう落ちたかもしれないですね」とのこと。
一安心しましたが、レントゲンをしましょう、とのことでいったんパリスを預けました。
そして、出た結果がコチラ・・・
(翌日タクシー内で撮った写真のため見づらくて済みません)
なんと、飲みこんだブツはすでに4つ胃の中にあり、さらに、食道内にでかいのが一個ひっかかっているとのこと(※上記画像赤の部分)
このままでは、食道を破いてしまい、命を落とすことになりかねない、という結果だったのです
これを聞いて、もう視界が真っ暗になりつつあるところでさらに先生からの報告が。
食道に引っかかっている以上、胃液などで溶けることはないので、命を守るためには除去が不可欠。それも一刻も早く、とのことでした。
内視鏡で試すけれど、ここまで大きいと除去できる見込みは極めて低く、開腹手術、その先の開胸手術の可能性まで覚悟してほしい、とのこと。
万が一、開胸手術となる場合はこの小さな体だと、ろっ骨を外す大手術になるので、危険性も高い、という説明だったのです。
ここまで聞いて膝から力が抜けていきそうでしたが、だんなと相談するまでもなく決断し、内視鏡と、そのための麻酔に同意し、先生を信じてパリスを託しました。
「緊急医療の先生だし、きっと医龍みたいな先生だから大丈夫だよね」とか「きっと救命病棟みたいなものだから、獣医界の江口だよね」とか旦那と話しながら、天国のルイとピアリに祈り続け、なんとか不安な気持ちを抑えるのに必死でした。
しかしさすがは、医龍
長いこと待ちましたが、待った甲斐があり内視鏡のみで奇跡的に除去ができたとのことでしたぁ
ただし、ブツが異様にでかかったこともあり、一回のどで引っかかったため、あとは鉗子で引っ張ったため、食道に傷がつき炎症ができてしまったとのことです。
この日は、パリスの体が小さいことと、麻酔からまだ完全に冷めていないため、医龍に預かってもらうことになりました。
パリス、生まれて初めての入院デビューです。
翌日には必ず主治医に見せることを約束し、医龍に託して深夜の道を帰宅しました。
こちらはそのとき帰り際に面会したパリスです。
そして翌日・・・
そう、あの豪雪・・・
車で行けないため急きょ電車でお迎えに。
しかし、こういう時に限って人身事故とか、もうほんとについてないので、電車とタクシーフル活用で向かいました。
こちらタクシーからのその時の降雪具合です
病院につくと、状態はとても安定していたとのこと。
下記のような細かい看護記録もくれて
「起きてスタッフの動きを見ています」とか
「じーっとこちらをみています」とか、ちょっとくすっとしちゃう様子を
時系列で様子を記録していてくれていました。
そして主治医の先生あてには先ほどのレントゲン写真と、除去したブツ、血液検査の結果と下記のような細かい診断書の用意がありました。
昨日の医龍はもう勤務時間が終了していたようで、待機してくれていた先生によると、その先生も内視鏡での除去は絶望的だと思ったそうで、さすがは医龍です。
そしてパリスを連れて雪の中、また電車とタクシーフル活用で、主治医のもとへ。
パリス、意外な感じで電車デビューとなりました。
主治医の先生は我が家からはだいぶ遠いところでして、車で行っても1時間半。
夜間病院からは、ストレートに行っても1時間の距離。そしてこの日は豪雪。
タクシーもまともに来ない中、さまざまな偶然が重なり(きっとルイとピアリの計らい
)
お昼前ギリギリくらいに到着しました。
最寄駅からの道中はご覧の積りよう・・・
まるで東北ですよね。。。
そして先生の所について受診。
先生も本当にびっくりしていらしたのと、医龍のゴッドハンドに感心しておりました。
再度調べて頂いたら食道もやぶれておらず、炎症もそこまで深刻ではなさそうとのことで、一安心です。
あとは、この日は絶食し、水も皮下溶液を注入したので、控えて翌日からは療法食&投薬で経過を見ることになりました。
フェイスブックやツイッター、メールなどでたくさんのお友達に励ましコメントをいただき、ほんとにパニクっている中、心強かったです。
本当にみんなありがとう
今回のことは親である私がしっかり管理しなければいけないものを・・・情けない限りです。モニカはちゃんと芯の部分を残すようにして食べてくれるのですが、パリスはそれを全部飲みこんでいたようで、ほんとうに自分の管理の至らなさを嘆くばかりです。
このおやつに関しては、すべて処分しました。
今回は、ゴッドハンドの医龍先生と、天国の力に救われたようなもの。
以後気を付けなければと深く反省しました。
自分より大事な娘たちの命ですからね。
コチラはお留守番していてくれたモニカ。一人で心配して、疲れてしまったようです。
いつもは、パリスがケージに入っていると「出して!」って要求するのですが、状況がわかるのか、起こさないようにしていました。
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★番外編★
ちょっと前に見つけたパリスに似たイラストのカードケースと液晶拭き。
親ばかとしては思わず購入
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